やってみた!何もしない上司を動かした交渉術
これはノンフィクションです♪
どこにでもいる動かない、何もしたくない上司を動かした実例を、なぜ相手が動いたか?という解説も一緒に記事にしました。
まず、私の職場でこんな事が起きました。
最初はこんな反応の上司でしたが、最終的には私のやりたかった事は全部できました。どう交渉したかと言うと
相手が動く言葉を使う
交渉相手の立場で考える
人が動くのは、ご褒美と恐怖感ですよね。
これをやるとこんな良い事がある。やらないとこんな怖い事が起きる…
上司にお願いする時も同じです。最初は
「システムエラーがでて、スタッフが本当に苦労しています」
と言っていましたが、それでは動いてくれませんでした。
上司が感じるご褒美か恐怖という点で考えて
「このままの状態だと残業ばかり増えるし、発注ミスが増えて業績が下がります」
上司が嫌がる①残業が増える(人件費が上がる)②ミスが増えて売り上げが下がるを話すと、結局上司の責任問題になるので、動きたくなります。
交渉相手の性格や傾向で攻め方を変える
私の上司の嫌がる事は、一般的な上司が嫌がる事とだいたい同じでした。
それ以外に交渉相手(今回は上司)の性格・傾向で言うと、
・元々他社の経理職から転職してきた人なので、数字のプロだけど現場の仕事内容はさっぱり知らない
⇒という事は、社内システムの項目とか言われても分からないし
そもそもシステムの入力が出来ないので、そこを詳しく説明されると気持ちが逃げる(笑)
なので、後は全部やりますから、打ち合わせの段取りだけやって!というスタンスを喜ぶタイプでした。
相手を追い詰めない
上司は現場が何をやっているか知らないです。
社内システムの入力方法も知らないし、どこに入力したらどう反映するってこともご存じない☜ちょっと嫌味
そんな人に「なぜエラーが出るか?」「なぜ業者さんとのミーティングが必要か?」という事を理解してもらわないと話が進みません。
なので…
上司向けの資料を作りました。分かってもらわないと話が進まないので。
上司なんだから、分かって当然!という態度は相手を追い詰めるだけで何も解決しません。
もちろん、あなた用に資料を作りましたなんて言いません。大人なので
スタッフに説明する為の資料を作ったんです。一緒に見て頂けませんか?
とお願いしました。資料さえ見てもらえば何が問題か分かってもらえるので。
もう一つのポイントは上司がもう一つ上の上司に「業者さんとのミーティング」についてOKをもらう必要があったので、上司がこの資料のまま説明できる物を作りました。
相手に動いてもらうために、必要だったので作った資料です。
相手が出来る事と出来ない事を分ける
私の上司が得意な事は「経営管理系」う~ん、数字をじっくり見てこの先半年後にお金が回るか…?なんて部署に前はいたんです。
移動先のこの部署ではそのスキルは必要ないんですが、やっぱりそういう事ばっかりやっていました。人と話し合って調整・交渉なんて無理でコミニケーションスキルも低いです。
上司が出来る事と現場を知っている私が出来る事を分けて考えました
上司が苦手な業者さんとの駆け引き(どちらの費用?)や使っている人しか分からない細かい話し合いをこちらが担当すれば
上司のストレスが少なくなるので、動きやすくなります。
まとめ
上司も部下も同僚も同じ様に考えて下さいね。
上司は部下の為に動くもの、という考えでいると相手が動かない時にイライラします。
「スタッフがしんどい思いをしています」で動ける上司は少ないんです。
なぜならば、上司も忙しくていっぱいいっぱいだから。
残業時間が去年の倍になります、繁忙期にエラーを出すと売り上げ確保が出来ないです。
と言う言い方だと、緊急で重要事項として動くしかないんです。
上司が現場の仕事が分からなくても、良い場合もあります。
交渉は相手が出来る(譲歩)事とこちらが出来る事との落としどころを決める作業です。
決して相手を説得したり、論破しないで下さいね。 相手を追い詰めても、何の解決にもなりません。
相手にどう気持ちよく動いてもらって、自分のやりたい事を成し遂げるか?
私がやってみた方法が参考になれば嬉しいです。
実はこれが出来る様になると、転職も怖くなくなる。
-
前の記事
非・管理職のススメ
-
次の記事
幸せな人と不幸な人の頭の中の違い
コメントを残す