ちゃんとやってるのに、報われないあなたへ

がんばってるのに、うまくいかないと感じたときに
誰かに否定されたわけでもない。
失敗したわけでもない。
でも、なぜか心が重たい。そんな日、ありませんか?
ちゃんと働いている。人にも気を遣っている。
でもその頑張りが、誰の目にも止まっていないように感じる瞬間。
「何のために、こんなに気を張ってるんだろう?」
ふと、そんなことを思ってしまう。
この感覚こそ、40代・50代を生きる私たちが直面する、
心が疲れているサインかもしれません。
キャリアの中で、じわじわと削られていくもの
若い頃は、「ちゃんとやる」ことが評価につながっていた。
ミスをしなければ合格点。余計なことは言わずに、コツコツこなす
それが社会人の正解だと思っていた。
でも、年齢を重ねるにつれ、その“正解”が通用しなくなってくる。
「もうベテランでしょ?」と期待だけは膨らむのに、
裁量は与えられず、意見を出せば「空気読んで」と言われる。
なんとかやりくりしても、誰も見ていない。
(私、ずっとどこかで消耗してるな)と、気づいてしまう。
これは、仕事ができないとか、人間関係が下手という話ではありません。
「自分の価値が見えにくくなる時期」に、私たちは立っているのです。

人に合わせてきたあなたへ、そろそろ自分に戻ってもいい頃です
長く働く中で、私たちはたくさんのことを学びました。
空気の読み方、角を立てない伝え方、波風を立てない配慮。
でも、それらはときに「本音を飲み込む習慣」にもなっていた。
もう、無理に丸くならなくていい。
もう、自分の輪郭を曖昧にしなくていい。
誰かに合わせて疲れてしまったのなら、これからは少しずつ、
自分の心に合わせて生きるほうへ舵を切ってみませんか?
人間関係には“正解”がないと知ると、ラクになる
あの人のあの一言。
あの部下の反応。
気になって仕方がない日もあるけれど
実は、人の反応には「こちらの努力」よりも、相手の状態や都合のほうが大きく影響していたりします。
だから、うまくいかない日があってもいい。
「私が悪かったのかな」と責めるのは、もうやめませんか?
相手に振り回されず、自分の感覚を信じる。
それだけで、人間関係はずっと“ラクに上手く”なっていくから不思議です。
自分のキャリアは、自分で肯定していい
誰かに認めてもらえないと、自信が持てない。
その気持ち、すごくわかります。
でも、自信って本当は、
「私はこれでよかった」って、自分で思える回数の積み重ねなんですよね。
だからまずは、自分を小さく扱わないこと。
気づかれなくても、「今日もよくやった」と自分が言ってあげること。
キャリアって、他人の評価で決まるものじゃない。
自分で選び、自分で納得する働き方こそが、40代・50代の私たちの強さなんだと思います。
最後に、あなたへ
がんばりの行き場が見えなくなったときは、
誰かに答えを求めるより、自分の気持ちをちゃんと聞いてあげてください。
ちゃんとやってるあなたを、
今日くらいは、誰よりもあなた自身が認めてあげてほしいのです。
それが、次のステージへの静かな扉を開く第一歩になるから。
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