50代に近づいてきてから、ふと心の中にわいてくる疑問があります。
「このまま今の仕事を続けて、本当にいいのかな?」
周りの後輩たちはどんどん成長していく。
役職にはついたけれど、どこか“乗っかってるだけ”のような気もする。
昔みたいにがむしゃらに頑張れない自分もいる。
そしてじわじわ広がっていくのが、“キャリアに自信が持てない”という感覚です。
「できてるように見えるけど、なんか自信がない」
これは、よく聞く声です。
仕事はちゃんとこなしているし、周りからも「頼りになる」と言われている。
だけど、心の中ではこう思っているかもしれません。
「自分らしさって、なんだろう?」
「人間関係が疲れる…なんかもうしんどい」
「これ以上のことを求められても、応えられる気がしない」
周囲からは問題なく見えても、心の中では少しずつ自己肯定感がゆらいでいる。
そんなこと、ありませんか?
自信がなくなるのは「成果」じゃなく「消耗」のせい
意外かもしれませんが、
キャリアに自信が持てなくなる原因は「成果が出ていないから」ではないんです。
むしろ、「ちゃんとやっているのに、手ごたえがない」ことのほうがしんどい。
これは、いわゆる“中堅世代あるある”。
積み重ねてきた経験や努力が、目に見える形で評価されにくくなる時期でもあります。
さらに、人間関係もややこしくなってくる。
・年下の上司とのやりとりに気を使う
・後輩への接し方に戸惑う
・「わかってもらえない」と感じることが増える
その結果、心のエネルギーがじわじわとすり減っていく。
気づけば、自信ではなく“気疲れ”で動いている状態に。

自信を取り戻す鍵は、「人間関係のパターン」に気づくこと
ここでよくあるアドバイスが、「信頼関係が大事」とか「ちゃんと話し合いましょう」といったもの。
でも、職場のリアルって、そんなに理想的な環境ばかりじゃないですよね。
だからこそ、こうしてみてほしいんです。
自分がどんな“人間関係のクセ”を持っているのか、まず気づいてみる。
たとえば…
✔︎ すぐ「私が悪かったかも」と思う人は、「沈黙する」ことを選んでみる
✔︎ なんでも正しくしようとする人は、「あえてスルー」してみる
✔︎ いつも笑顔で無理しがちな人は、「少しだけ距離を取る」ことをやってみる
こんなふうに、関わり方をちょっと変えるだけで、自分の心がラクになるんです。
そしてその“ラクさ”が、少しずつ自信に変わっていきます。
まとめ:キャリアの自信は、「自分のパターン」に気づくことから
自己肯定感は、「頑張ったから」だけでは育ちません。
それよりも、**“今の自分とうまく付き合えているか”**のほうが大事。
人間関係にモヤっとするときこそ、
「いつもこうなるな…」という自分のパターンを見つめてみてください。
そこに、キャリアのつまずきのヒントがあるかもしれません。
40代50代は、“頑張る”より“ラクに上手く生きる”が大人の選択。
ちょっとした視点の変化が、また自信を取り戻す一歩になりますよ。
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