試し行動で毎回恋愛をこじらせる人への処方箋

試し行動で毎回恋愛をこじらせる人への処方箋


恋愛が上手くいかないパターン

恋愛の最初は盛り上がりますよね。
素敵な人を見つけると、脳からアドレナリンやドーパミンがでる興奮状態。

その後で少し落ち着くとだんだん相手が居なくなったらどうしよう?と不安になったり、どれ位愛されているのか気になってきます。

それでやってしまうのがこんな行動

❖甘えたい気持ちですねたり、疲れた時にだまってしまうが相手がこちらの気持ちを察してくれないと、どんどん不機嫌な態度を取ってしまう

❖軽い喧嘩をした後にいきなり連絡を取らなくなったり、電話にも出なくなってしまう。相手が慌てて謝ってくるのを期待している

❖自分の思い通りに動いてくれないと、直ぐに「別れる」と言い出す。同棲中なら「出ていく」と言い出す事で、相手が自分の希望通りに動いてくれるはずと考える。

すねたり、電話に出なかったり、別れると言い出す事で相手の愛情を測ったり、自分の思い通りに相手を動かそうとしてしまう。



こういう事が続くと、最初はあわてて謝ってきたり、なだめてくれた相手もだんだん疲れが出てきます。

相手にされなくなると、浮気のフリをして関心を引こうとしたり、とうとう本当に家出をしなきゃならなくなって、どんどんやる事が過激になりますね。

これが「試し行動」という物です。
相手の気持ちを色々な方法で試して、愛情を確認する行為。

そして又いつものパターン…

本当に分かれる事になって、何でこんな事になったのかと

後悔したり、私はいつもこのパターン…

どうせ誰にも愛されない!と恋愛が怖くなったりしてしまいます。


試し行動をしてしまう原因

試し行動とは、もともと子供が親や周りの大人へやる行為。
わざとふてくされてみたり、相手が嫌がる事をしてみたり

こんな事しても、この人は自分を嫌いにならないか?

どこまでやったら怒るのか⁉

特殊な例ではなく、少し寂しくなって親の関心を引きたいときに色々やる行動も試し行動です。


子供の試し行動

❖床に寝転んで言う事を聞かない

❖所かまわず泣き叫ぶ

❖ふてくされて黙りこんだり、ご飯を食べなかったりする

❖物を投げたり、物を壊す


子供はこういう行為をする事で、相手の愛情を試したり、それをした事で今までダメ×と言っていた親がシブシブお菓子を買ってくれたりすると、それを次も同じ様に試してみたりします。

何度か上手くいくと、思いを遂げたい時は「これ!」とインプットされてしまいます。

色々試して、上手くいった方法を成功事例として身に付けてしまい、大人になってもその癖が出てしまうんです。


大人ですから、いつもそんな態度を取る人は少ないですが、

恋愛関係は人間関係の中でも特に密なもので相手に対するエネルギーも高い状態です。

相手の気持ちが離れるのじゃないかと不安になったり、相手の愛情をもっと強く感じたいという気持ちから

子供の頃に成功した試し行動のパターンを使ってしまう事が多いです。


大人のこじらせ試し行動

❖他の人に惹かれているそぶりをして相手の動揺をみる

❖急に無視をしたり、別れ話を始めて相手の関心を引こうとする

❖泣いたり、自分を傷付ける事で相手の気持ちを引き留めようとする

❖相手の嫌がる事や暴言を吐いて、それでも許してくれるか試す


おもちゃの前で、寝転んで泣き叫んでいる子供と同じです。
冷静に考えれば、そんな事をすると余計相手の気持ちが離れていくと分かるのですが、子供時代に無意識に刷り込まれた成功体験なので

恋愛で必死になっているいる状態では判断が出来なくなっていて毎回同じパターンで恋愛をこじらせる。

そこまでやってしまうのは

・自分に自信が無く、自分なんか愛されるはずが無いと心の奥で思っている

・傷付くのが怖くてやってしまう防御反応

・寂しさの裏返し

などの原因がありますが、これは決して幸せになる方法ではありません。

つぎは試し行動でいつも悲しい結末を経験する人に

次こそは幸せをつかんもらう為の解決法です。

自分が夢中になれる事が見つかると、自信がうまれます


こじらせパターンを繰り返さない為に

自分が試し行動をしている事に気づく(認める)

相手に甘えて駄々をこねたりする事で相手から「可愛いなぁ」と思ってもらえるかもしれませんが、限度があります。

何度も同じことをして、相手が嫌がっている事も薄々気づいているのに、やってしまうのは子供の頃に上手くいった試し行動の副作用です。


親には上手くいった事でも、恋愛相手には関係ありません。

自分がやっている行動は自分本位の試し行動であり、子供のする事を大人になってもしてしまっているという事に気づき、まず自分で認めて下さい。

認めれば、ついついそういう行動をとろうとする時に、 これをやっても、相手に嫌われるだけで意味が無いという事 に気ずいて自分を止める事ができます。

相手を責めずに、自分の気持ちを正直に話す

👩 昨日連絡が無かったので、少し不安になったの。でも忙しい事は分かっているので今月は会えなくても頑張ってみるね。

👩 女の人も一緒の飲み会に行かれると、悲しくなるの。もう私に興味がないのかもと不安になる。

相手に伝えるためには、自分自身も何が不安なのか?どうして嫌なのか?が分かってきます。それを真摯に相手に伝えて下さい。

言わなきゃ分からないの⁉では相手に通じません。

相手にわかる言葉と言い方を考えてみて下さいね。

まず自分から相手を愛する(愛情を表現する)


愛情を試すという事は、相手から愛情を欲しがるばかりの子供っぽい行為です。
先ず自分から相手を愛する事。

相手の事を大事にする

恋愛は駆け引きでも、損得でもありません。
自分は何もせずに相手からだけ愛情をもらおうとすると、相手も疲れてしまいます。

相手に対する愛情が返ってくるか?は重要ではありません。
あなたが真っすぐに人を愛する気持ちがあなたを幸せにします。


まとめ

あなたの恋愛がいつも後悔で終わるのなら、それはあなたが無意識に行っている「試し行動」に原因があるかもしれません。

試し行動はあなたが子供の頃に親や周りの大人の愛情を試したり、思い通りにならなかった時にむりやりYesと言わせる為に色々試した事の名残です。

親なら可愛い我が子の為に目をつぶる行為でも、大人の恋愛相手にそれをすると相手が離れていきます。

ついついしてしまう試し行動を自分で辞める為には
❖自分が試し行動をやってしまうという事に気ずく
❖相手を試す事を辞めて、相手のわかる言葉で気持ちをストレートに伝える
❖まず自分から相手に愛情を注ぐ


同じパターンで恋愛が終わるなら、それはあなた自身の行動パターンが原因と言う事です。
その原因に向き合い、自分自身を変えていく事で毎回こじらせる恋愛パターンから抜け出せます。