上司の更年期に振り回されて辛いです

上司の更年期に振り回されて辛いです

読者から送られてきたご相談をご本人の了解を得て記事にしました。

同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

40代女性 転職1年目の介護職K美さん

耳つぼサロンをやっていましたが、1年前に閉めて介護職に転職しました。

その職場のリーダー(50代女性)がわがままで悩んでいます。

リーダーの感情の起伏が激しくて、機嫌のよい時は良いけど機嫌が悪いと、私達や利用者さんまで怒鳴ったりします。

リーダー本人もイライラするので更年期障害ではないかと言っています。何度か耳つぼをやってあげたら「楽になった」ととても喜ばれましたし、その時は色々話が出来たし「いつも仕事がんばってくれてありがとう」と言われて嬉しかったです。

チームの先輩からはリーダーが「耳つぼ」をやって元気になると、細かい事まで言ってくるのでもう、リーダーに耳つぼをするのは辞めて欲しいと私が怒られました。

転職1年目なので、先輩には逆らえないし、自分も同じようにリーダーのやり方には反感を持っています。でもリーダーに又やってと言われたら、どう言って断ったらいいのか分からないです。

自分もサロンをやっていた時に部下を持った事があるので、リーダーを見ていて大変だろうなと同情する気持ちもあります。

昨日もリーダーの機嫌が悪くて、怒鳴られました。職場に行くのも辛くてどうしたら良いか悩んでいます。

K美さんのメールの途中で「話がコロコロ変わって、自分でもどれが一番の悩みなのか分らなくなった」とありました。

そうなんですよね、悩みって1つじゃなくて色々入り混じってくる。

では、先ず起きている事の整理からしていきましょう。

何が起きているか整理

リーダーへの事

・部下や利用者さんを怒鳴るリーダーに困っている

・耳つぼをやってあげて楽になったと喜ばれて嬉しい

・管理職の辛さは自分も知っているので同情心もある

先輩に対する事

・先輩からリーダーに「耳つぼ」をすると元気になって大変なので「耳つぼ」をリーダーから頼まれても次は断ってと言われた

・私もリーダーは嫌いだけど、先輩に断れと言われてもどう断ったら良いか分からない

根本の原因を探してみる

K美さんが悩んでいる原因はなんでしょうか?

問題の表面だけ見ると

・リーダーが感情のコントロールが出来ない事?

・リーダーは更年期障害?

・先輩がリーダーには言わず、「耳つぼをもうしないで」と断れない自分に言っている事?

・K美さんが「耳つぼ」をやってしまった事?

・K美さんが優しすぎる事?

原因はリーダー?先輩?K美さん? と色々出ました。

では解決を考えるポイントは?

K美さん自身が出来る事で解決を考える

リーダーや先輩を変える事は出来ないので、結局K美さん本人が出来る「解決策」を考える事が近道ですね

私が考えた「K美さんが出来る事」は

目の前の人に振り回されず、自分の態度を決める

リーダーの前では、リーダーの辛さに共感して「耳つぼ」で楽にしてあげようとおもってしまう

先輩にもう「耳つぼ」をしないでと言われたら、その気持ちも理解できたり自分もリーダーが怒鳴るのは辛いと思う様に、目の前の人の意見に振り回されています。

先ずK美さん自身が「リーダーに対して」「先輩の意見に対して」自分の考えと態度を決める事がとても大事です。

・管理職は大変だからとリーダーの味方になると決めたら、リーダーに怒鳴られた時もそれを受け入れる

・リーダーのやり方が嫌だし、受け入れないと決めたら相手の辛そうな場面や優しい言葉に振り回されない

相手の態度や意見にその度に振るまわされると、K美さんが一番疲れてしまいます。そして結局自分がどうしたら良いのか分からなくなります。

まず自分の気持ちを決めて下さい。そして人の意見は聞いてもすぐに影響されない気持ちが大事です。

K美さんが今からすべき事

K美さんの悩みに根本はK美さんの優しさではないでしょうか。

目の前の人に感情移入してしまったり、同情してしまったり。

その相手が複数なので、その相手によってK美さんの気持ちもコロコロ変わってしまう。

まずK美さんの気持ちを決める、そしてその気持ちに沿って行動する。人の意見に振り回されない。

後は具体的な行動を決めて下さいね。

もうリーダーに「耳つぼ」をしないと決めたら、「医療行為に近い事なので落ち着いた場所じゃないと出来ない」「職場でリーダーにだけやるのはマズイ空気なんです」「耳つぼのハリが古くなったので、又新しく買ったらやりますね」

などと言い方はいくらでもあります。

まずまず自分の方向を決めて、迷わないと決めて下さい。

優し過ぎるという事は人に嫌われたくないよいう気持ちが強くて、結局周りの人の意見に振り回されるという事もあります。

わざわざ嫌われる必要はありませんが、自分の気持ちを一番大事にして下さいね。

この文章を読んでくださった方も、どんな小さなことでもお気軽にメッセージコメントご質問くださいね。

私の経験がみなさんのお役に立てたら、本当に嬉しいです。