今日ね、新講座のモニターになってくれそうな方と、
じっくり話してきました。
資格もあって、定期的に講座も開いているベテランさん。
お声がけしたら私の講座にも興味を持ってくれたのです。
「何か違う講座がやりたいのですか?」と聞くと、
彼女の目が一気に輝きました。
これまでの経験や想いを、
まっすぐ語ってくれて、
その熱量に私の方が胸を打たれました。
「それ、絶対みんな喜ぶやつ!」と
心の中で拍手喝采。話を聞きながら、
私までワクワクが止まらない。
気づけば、私は大きな勘違いをしていたかもしれません。
講師育成と聞くと、
自分が一から十まで教えて、導かなきゃと肩に力が入っていた。
でも、みんなすでに豊かな想いと経験を持っている。
必要なのは、上から押しつける指導じゃなくて、
横に並んで一緒に走る伴走なんだ。
研修講師やセミナー講師の世界って、
不思議な魅力があります。
人前で話すことは、自分が変わることでもある。
話すたびに、伝えたいことが
よりシンプルになり、自分の言葉が磨かれていく。
そして、人の心に届いた瞬間、こちらの心まで動かされる。
今日はそんな原点を思い出した日でした。
「講座を開く=全部教える」ではなく、
「講座をつくる=一緒に考える」。
この違いが腑に落ちると、肩の力がスッと抜けて、未来がパッと広がって見えます。
もちろん、これからも葛藤はあるはず。
資料づくりに頭を抱える日も、スライドを何度も直す日も、きっと続きます。
でも、その迷いや不安こそが講座作りの醍醐味ですよね。
私が体験した気づきや小さな失敗は、受講してくれる人にとっての安心材料になるはずです。
モニターさんとの出会いは、私自身のこれからを照らしてくれました。
教える側も、一緒に育っていい。
人前で話すという仕事は、そんな自由さをくれるんですね。
迷っても立ち止まっても大丈夫。
その揺れの一つひとつが、講師としての深みになっていく。
今日の気づきを胸に、次の一歩を楽しみに進んでいきます。
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