過干渉の親から逃げ出す方法

過干渉の親から逃げ出す方法


子供に干渉し過ぎる親は、子供を自分の思う通りにしたいと思ったり、子供が心配なので口出ししてしまうんですよね。 子供の為にしている事なので、いくら話し合っても干渉は辞めないでしょう。


親の気持ちは変えられないので、子供の方の考え方や行動を変える方法をお話しますね。


過干渉の親ってこんな感じ

過干渉の親に苦しんだ人から聞いた話と私の実例ですが

❖小学性の時から、将来安泰な公務員を目指すように言われて、公務員試験に落ちても、親があきらめず役所の臨時職員をしながら試験を受け続けている。

❖自分で希望したベンチャー企業から内定をもらったが、親がベンチャーはいつ潰れるから分からないと言い出して、結局違う会社に就職したが、半年で退職した。

❖結婚相手の勤務先が小さな会社だったので結婚に反対された。反対を押し切って結婚した後も会うたびに「あんな聞いたこともない会社」と嫌味を言われ、子供が出来たら「離婚できなくなるね」と言われた。


聞いていて胸が苦しくなる様な話ですが、親側からも言い分があるのでしょう。。。
では、そんな親から自由になるには?


過干渉な親からの逃げ出し方

親の課題と自分を分けて考える

我が子に安全な道を歩いて欲しい、いつ潰れるか分からない様な会社に勤めて欲しくないというのは親の気持ちです。

それが、我が子を思う気持ちなのか?世間体からなのかは不明ですが(すみません…)
どちらにしても、その親の気持ちは親の課題なんです。

それをあなたが背負う事はありませんよね。
あなたがその為に方向を変える事はしなくて良いという事です。

そんなの冷たいわ~ 親に心配かけるなんて。。。ととまどうかもしれませんが、次の項目も続けて読んでみて下さい。


自分の人生を生きると決める

親の期待に答えたいという気持ちはあると思います。

小さい時は親の評価や承認が全てでしたし、褒められる事で自分はこれで良いんだと安心感を覚えた経験も大事です。

でもね、これは実は9才までの大事な経験なんですよ。10才前後の第一反抗期からは徐々に親の考えから自分で考える事を練習していきます。

その時に親が干渉しすぎると、子供が自分で考えたり選択をしようとした時に、親の理屈に負けたり、考える事を放棄してしまいがちです。

先ず「自分で考える、自分で選ぶ」という事を決めて下さい。 親の言う事を全て否定する必要はありませんが、親の意見の前に自分がどうしたいかを先ず考える癖をつけて下さいね

次はその為にやるべき事です。少しハードかもしれませんが、やってみて下さいね。


親への依存心を断捨離する

自分がやりたいと思う事でも、親が反対すると出来ないという時に自分の心の中を覗いてみて下さい。


言う通りにしていれば、失敗した時に親のせいにできるという気持ちや
「ほら!だから言ったじゃない」と言われて悔しい思いをしたくないという気持ちはありませんか?

親が子供に過干渉なのは、子供への依存ですが
子供も親に依存しているという事もありがちです。

・私が居なければ何もできない
・私が居たから、不幸が防げた
・あなたの為と思って

何年間もこういうセリフを言い続けられて、親から逃げ出す事が
出来なくなったり、離れたいと思う自分に罪悪感を感じたりします。


あ~ややこしい。。。
私の親も子供をコントロールしたいという気持ちが強い人でした。


親だから仲良くしたいという気持ちで実家に行き、帰りは悔しくて泣きながら
帰るパターンを繰り返していました。
その後、立ち直るのに10日位掛かる様なダメージを受けていた。

この記事も読んでみて下さい


必要なものと必要でないものを分けて、心の断捨離♪


親とは価値観が違うという事を受け入れる

親も他人です。違う人間なので価値観が違うのは当たり前ですよね。そこは歩み寄れないでしょ。年も経験も生きた時代も違うのだから。

分かって欲しいという気持ちを捨てる

価値観もそうですが、理解し合う事は無理とあきらめる。家族だからと期待してしまいますが、その気持ちを捨てると楽になります。

親が心配するのは、親の問題(課題)です。

自分が悪いから、親が心配したり不安になるわけでは無いと決めて下さい。親は心配したいからしているだけ。どんな状態でも心配したり愚痴る人は愚痴ります。

少し乱暴な考えかもしれませんが、そう心に決めないとまた、罪悪感を持ったりかわいそうと思ったり、気持ちが揺さぶられてしまうから。

もらった愛情は忘れない

親からの愛情やしてもらった事も覚えていましょうね。ただ大人になって自分で自分の人生を決めたい人は  親に褒められたい、認められたいという気持ちは捨てて下さい。


まとめ


過干渉の親から逃げ出すためには、自分の心を決めるという事をお話しました。

育ててもらった親だから心配掛けたくない、出来れば親の気持ちに添うようにしたい。という気持ちを捨てて下さい。


親が心配するのは親自身の課題であってそれを全て子供が解決できるわけではありません。私のせいで心配掛けているという気持ちも捨てましょう。

大人だから不安や心配を自分で整理整頓してもらいましょう。

親と言えども違う人間なので、変えられないという事を理解しました。

親が私に掛けてくれた愛情は捨てずに覚えています。誕生日を祝ってくれた、一緒に旅行に行った。お風呂で話した事や一緒に笑いあった事も忘れていません。

私を育ててくれた事への感謝は捨てず、捨てるのは親と分かりあえたいという気持ちを捨てました。

私はこの整理が出来てとても楽になりました。

誰かに話す時に「あの人」と言っていましたが、今は「母が」と言えます。

少しずつ母から心が離れて自由になれた気がします。